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2009年 09月 10日 (木)

日田の皿山へ

夏休みのお知らせ

9月13日(日)まで
夏休みをいただいています。

※9月16日(水)から、通常通り営業いたします。


DSCF7300.jpg

小石原から、小鹿田焼の窯元のある村へ。
「小鹿田焼の村までは、山ひとつ超えた所だけど
 山越えはしない方がいいよ。」と、言われていたのに。。。

ありゃりゃ。。。
待避所も無いような、くねくね山道。
戻る時間も勇気も?なく、そのまま進み、、、




峠を越えたあたりで、小鹿田焼の村が見えてきました。
山間の小さな村です。
DSCF7343.jpg


さて、まずは腹ごしらえ!
黄色い鳥器店のお客さまに教えていただいた、
民宿兼お蕎麦屋。「山のそば茶屋」さんへ。

DSCF7309.jpg
卓上にも小鹿田焼のうつわが。

DSCF7312.jpg
地鶏の蕎麦♪、おいしかったー。
次回は、泊めてもらえるといいな。

小鹿田焼は、今も昔ながらの方法で器を作っています。
土練機や電動ろくろ、電気窯やガス窯などの機械は一切使いません。
土を練るのは、人の手で。ろくろは足で蹴ってまわす蹴ろくろ。
窯は、登り窯。

DSCF7307.jpg
まず、山から土を採取。
写真右上の唐臼で細かく砕きます。
唐臼のゆっくりとした響きに村中が包まれている感じ。
大雨の日はかなりうるさいそうです。笑

DSCF7318.jpg

DSCF7337.jpg
ここで粘土と水を混ぜ、しばらくおいて上澄みをすくいます。
それを何度か繰り返し、より細かい粘土に仕上げます。

DSCF7351.jpg
ある程度の柔らかさになったら、上の写真の様に
窯の上にのせて扱いやすくなるまで水分を飛ばします。
ケーキを焼いているみたいでした。

DSCF7338.jpg
さらに素焼きの鉢に入れて、乾かします。

DSCF7327.jpg
練りやすい固さになったものが、写真左下に。
坂本工さんの工房の上には、蹴ろくろでひかれたすり鉢が
たくさん並んでいました。

DSCF7326.jpg
この蹴ろくろでカタチが作られます。

DSCF7332.jpg
この日は、とてもよい天気。
写真は、坂本工さんの工房です。

DSCF7313.jpg
ろくろで挽かれた器は、天日干しに。

DSCF7324.jpg
登り窯。この窯で焼きあげます。

DSCF7356.jpg
こんな景色が、村のあちこちでみられます。

何百年も前から変わらない作り方で出来上がった器。
ますます愛着が沸きました。


休み明けには、黄色い鳥器店でも人気の坂本工さん、
新しく坂本浩二さんの作品も並びます。





カテゴリ:仕入れの旅 | ブログトップへ