夏休みのお知らせ
9月13日(日)まで
夏休みをいただいています。
※9月16日(水)から、通常通り営業いたします。

小石原から、小鹿田焼の窯元のある村へ。
「小鹿田焼の村までは、山ひとつ超えた所だけど
山越えはしない方がいいよ。」と、言われていたのに。。。
ありゃりゃ。。。
待避所も無いような、くねくね山道。
戻る時間も勇気も?なく、そのまま進み、、、
峠を越えたあたりで、小鹿田焼の村が見えてきました。
山間の小さな村です。

さて、まずは腹ごしらえ!
黄色い鳥器店のお客さまに教えていただいた、
民宿兼お蕎麦屋。「山のそば茶屋」さんへ。

卓上にも小鹿田焼のうつわが。

地鶏の蕎麦♪、おいしかったー。
次回は、泊めてもらえるといいな。
小鹿田焼は、今も昔ながらの方法で器を作っています。
土練機や電動ろくろ、電気窯やガス窯などの機械は一切使いません。
土を練るのは、人の手で。ろくろは足で蹴ってまわす蹴ろくろ。
窯は、登り窯。

まず、山から土を採取。
写真右上の唐臼で細かく砕きます。
唐臼のゆっくりとした響きに村中が包まれている感じ。
大雨の日はかなりうるさいそうです。笑


ここで粘土と水を混ぜ、しばらくおいて上澄みをすくいます。
それを何度か繰り返し、より細かい粘土に仕上げます。

ある程度の柔らかさになったら、上の写真の様に
窯の上にのせて扱いやすくなるまで水分を飛ばします。
ケーキを焼いているみたいでした。

さらに素焼きの鉢に入れて、乾かします。

練りやすい固さになったものが、写真左下に。
坂本工さんの工房の上には、蹴ろくろでひかれたすり鉢が
たくさん並んでいました。

この蹴ろくろでカタチが作られます。

この日は、とてもよい天気。
写真は、坂本工さんの工房です。

ろくろで挽かれた器は、天日干しに。

登り窯。この窯で焼きあげます。

こんな景色が、村のあちこちでみられます。
何百年も前から変わらない作り方で出来上がった器。
ますます愛着が沸きました。
休み明けには、黄色い鳥器店でも人気の坂本工さん、
新しく坂本浩二さんの作品も並びます。