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2012年 10月 25日 (木)

みはにの染め布ができるまで

P9071220.jpg

みはに工房の染め布は精練から仕上げまで
岸本かやさんと鹿児島丹緒子さんの手作業で
一枚一枚丁寧に染められています。

どんな風に染められていくのか
作業の様子を簡単にご紹介します。






原画を描いてるところ
デザインを考えたら、まず、原画を原寸大で描きます。
染め上がったところを想像しながら色を塗ります。

色ごとにオペークで拾ってるところ
染める色ごとにオペークでフィルムに色を塗っていきます。
2色で染める場合は、2枚。
3色で染める場合は、3枚塗り分けます。

そのフィルムを元に、自分たちで紗張りした版を感光します。
この時の感光機も大工さんにお願いして手作りしたそうです。

感光後、感光液を流しているところ
感光した後、感光液を流しているところです。
そして、版を乾かします。

染料を計ってるところ
色糊作り、経験とデータをもとにこんな感じで
きっちり量り調合して作ります。

「triangles」3色目染めてるところ
そして、布を貼った台に版を置き、
こんな感じで1色ずつ刷っていきます。
写真は「トライアングル」という布の
3色目を染めているところです。

仕上げ作業ソーピング(色止め)
完全に布を乾かした後、
色定着させるために熱処理(蒸し)をします。
蒸し終わった布の色糊を落とすために水洗いして、
そのあと、大鍋の沸騰したお湯で煮て、
さらに水洗いして乾いたら完成です。


忘れてはいけない布を染める前にする作業もありました。

IMGP3672.jpg
精練という作業。
布を染める前には、布の汚れを落とすために
一度煮る事が必要だそうです。
この作業をしないと繊維の奥まで染まらなかったり
失敗の原因になるので必ずする作業です。


こうした作業の後、みはに工房の布が出来あがり
洋服やバッグにカタチを換えていきます。
おふたりの丁寧な手作業から生まれた布たちを
どうぞ見にいらしてください。
今週末、10月28日(日)まで開催中です。









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