
デザインを考えたら、まず、原画を原寸大で描きます。
染め上がったところを想像しながら色を塗ります。

染める色ごとにオペークでフィルムに色を塗っていきます。
2色で染める場合は、2枚。
3色で染める場合は、3枚塗り分けます。
そのフィルムを元に、自分たちで紗張りした版を感光します。
この時の感光機も大工さんにお願いして手作りしたそうです。

感光した後、感光液を流しているところです。
そして、版を乾かします。

色糊作り、経験とデータをもとにこんな感じで
きっちり量り調合して作ります。

そして、布を貼った台に版を置き、
こんな感じで1色ずつ刷っていきます。
写真は「トライアングル」という布の
3色目を染めているところです。

完全に布を乾かした後、
色定着させるために熱処理(蒸し)をします。
蒸し終わった布の色糊を落とすために水洗いして、
そのあと、大鍋の沸騰したお湯で煮て、
さらに水洗いして乾いたら完成です。
忘れてはいけない布を染める前にする作業もありました。

精練という作業。
布を染める前には、布の汚れを落とすために
一度煮る事が必要だそうです。
この作業をしないと繊維の奥まで染まらなかったり
失敗の原因になるので必ずする作業です。
こうした作業の後、みはに工房の布が出来あがり
洋服やバッグにカタチを換えていきます。
おふたりの丁寧な手作業から生まれた布たちを
どうぞ見にいらしてください。
今週末、10月28日(日)まで開催中です。