「愛知県立瀬戸窯業技術高等技術専門校」といいます。
全国から陶芸を勉強したい老若男女が集まります。
高校や大学を卒業してすぐ入学する人もいれば、
定年退職された方もいらっしゃいます。
私たちが通っていたころは、
ある程度社会に出てから陶芸を学ぼうという人たちが
全体の半分くらいいたでしょうか?
まず、道具づくりから始まり、焼成まで
職人になる技術を一年をかけて学びます。
なかでもろくろの時間は楽しい時間でした。
ただ、1日に200個湯呑みを挽くというノルマがあり
これをクリアするのがとても難しく大変でした。
この学校を出てから窯元で数年修行して独立する方が多く、
活躍されている先輩もたくさんいらっしゃいます。
今回は不参加ですが、
黄色い鳥器店でもお馴染み佐々木好正さんは、
1978年にこの学校を卒業しています。

田所照美作