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2022年 02月 05日 (土)

濵田綾音さんの個展がはじまりました

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濱田綾音さんの初個展が
黄色い鳥器店ではじまりました。

なんてキュートなお皿なのかしら..w
濵田さんのうつわを手にとるたびに感じる
ことです。濵田さんは武蔵野美術大学
工芸工業デザイン学科で陶芸を学び、
現在は同研究室で助手として働いています。

研究生として5年が経ちました。とても多彩で
確かな技術の裏付けで支えられたうつわを
作ります。主に"象嵌"と"掻き落とし"という
テクニックを駆使して、時間をたっぷりかけて
1つ1つ仕上げていきます。

磁土の形を整えたら、溝を彫って柄や紋様を
描き、そこに色の違う土を埋め込む技法を
"象嵌"といいます。
たとえば、お皿を形作った赤土の生地に
草木のもようを削ったら、枝や幹の削り跡
全部に繊細なタッチで白土を埋め込んで
いきます。

"掻き落とし"とは、生地と違う色の土を
盛って、盛った土を柄や紋様を残して削り
落として盛り上げて描く方法です。
先ほどの草木の象嵌文様のお皿の中心に
白土を盛り、あいらしいヤギやクマを削り
残して描いていきます。

こうして、盛り付けた料理は三島手の
ように凛とした紋様に映えて、
食べ終わると中央にはあいらしい動物が
ニヤッとして顔をだすという
クスッと笑えるお皿が仕上がります。

確かな技術の裏付けがあってこそ、
微笑ましい感触が伝播する..
少しでも伝わったでしょうか?

さて、今回の個展は今春陶芸家として
独立する前の力試しのような機会と
なりました。綾音さんにとって初の個展です。
少しでも手応えを感じてくれたらという想いが
先に立ってしまって上手く紹介ができません。

ただキュートで伝統的な技法の組合せ
だけではなくて、形やサイズ感のよさ、
また高温で焼きしめられて丈夫なうつわ
でもあります。みなさまも一度手にとって
ご覧になってみてください。
作り手のキャラクターが指先から
伝わってくると思いますよ。

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■ 濵田 綾音 個展にご来店を
予定されているみなさまへ ■
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